犬のフン

新たな散歩コースを開拓していたら、電柱に面白い掲示を見つけた。

「犬のフンをさせないでください」・・・「犬の」ではなくて「犬に」ではないのか。でも自治会役員のお歴々が小学生でもしないような格助詞の間違えをするはずがない。そうか、わざと間接目的語を省略しているのか。だとしたらあえて省略されている「〜に」の部分にはどんな言葉が隠されているのだろう。

 

 犬に犬のフンをさせないでください・・・これはくどい。

 

 猫に犬のフンをさせないでください・・・そんなわけはない。

 

 お連れの方に犬のフンをさせないでください・・・頼まれたって連れに犬のフンはできない。

 

 隣でリードを持って犬を散歩させている親愛なるあなたのお連れの方に犬のフンをさせないでください・・・形容詞をいくら付けたところで連れは犬のフンをしない。

 

結局、間接目的語が欠落しているのではなく、やっぱり助詞の使い方が間違っているのだという結論に至った。

 

 犬フンをさせないでください。

 

でも、犬を飼ったことのある方はおわかりだと思うが、犬はひと度ウンチングスタイルに入ると「だめっ!」と言っても決行してしまう。無理にリードを引っ張ると、引きずられながら哀れな体勢でミッションを遂行する。この掲示を書いた自治会の役員も、そのあたりに若干の躊躇を感じて「犬のフンをさせないでください」という朦朧とした言い回しになったのかもしれない。

 

今は飼い主のマナーが途轍もなく良くなって、散歩の際はビニール袋を持ち歩き、ちゃんと始末するようになったので、道端に犬のフンを見かけなくなった。昔は道を歩けば犬のフンに当たるで、よく踏んづけて泣きたくなったものだ。

 

・・・などと考えながら歩くうちにばかばかしい散歩は終了し、家に入って入念に手洗いとうがいをした。頭の中も洗いたいくらいだった。


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コメント
よちゃこさん、座布団三枚もありがとうございます。
読んだ人が全員サーっと引いてしまったらどうしようと思っていたのですが、最低一人に楽しんでもらえたようでよかったです。

それにしても「ここでうんちをしないで!」っていうのは最高です。書いた人に一気に座布団10枚です。
  • やなぎ
  • 2020/10/14 6:40 AM
こんばんは。さすがやなぎさん、吾妻屋は行ったことあるんですね。迷ってたので、今度行ってみます。

今日のブログは吹き出しました。座布団3枚あげましょう。散歩していたら、「ここでうんちをしないで!」と、明らかに人に向けたメッセージを見つけ、夫と大いに受けました。さすが足立区。
  • よちゃこ
  • 2020/10/14 12:08 AM
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