平日の温泉
たぶん寝違えたのだろう。昨日(今日からみれば一昨日。このブログは基本的に1日遅れになっている。あしからず)、朝起きたら左肩甲骨のあたりの筋がつっ張るようにが痛い。出勤前の妻にサロンパスを貼ってもらった。午後になると体勢を変えるのも辛くなり、軽く咳払いをするだけで激痛が走って、仕舞いには吐き気までしてきた。いささかボケてきた脳が一服盛られたと勘違いしたのだろうか。たまらず、去年五十肩で医者にもらった痛み止めが残っていたのでのんだら、かろうじて「牛肉と椎茸とピーマンの梅肉炒め」を作れるまで楽になった。
そうだ、温泉に行こう!
ということで、今朝は一番風呂を狙って手賀沼温泉・満天の湯に行った。
平日の朝でもそこそこ客がいたが、皆さんまだ洗い場や内湯にいて源泉かけ流しの露天風呂を独り占めでき、念願の写真も撮れた。何度も来ているがいつも混んでいるので撮影は諦めていたのだが、今日はもしやと思い、温泉セットの中にカメラを入れておいたのだ。肩甲骨が痛いんじゃないの?と呆れておられる方もいるだろうが、趣味なのでどうしようもない。当然のことながら他の人がいる時には決して撮影しない。
独り占め状態もつかの間、次々と人が湯舟に入ってきた。私のようなリタイア組が多いが、若い人もいる。水曜日なので休みの人も多いようだ。
40代後半から50代前半くらいの二人が入ってきた。取引先がどうのと大きな声で話を始めた。いつまで経っても話をやめない。私のいる所からは結構離れているのだがうるさい。他の客も目をつぶり、眉間にしわを寄せて浸かっている。
温泉というのは心身を癒やす場であり、瞑想の場である。静かに入ってほしい。
地方の共同湯で地元の人どうしが「今年は野菜の出来が悪いねえ」「こう暑いとお手上げだよ」・・・なんて話はいい。旅館の大浴場でたまたま一緒になった人と「このお湯はいいですね」「この先にある○○温泉もなかなかですよ」・・・なんてのも悪くない。
でも、仕事の話ならよそでやってくれ。しかもこのご時世につばを飛ばしながら大きな声で・・・マスクしなさい。
ややストレスフルな入浴だったが、温泉効果は絶大で、昨夜は髪も洗えなかったのにあの痛みはどこへやら・・・ドライヤーを持つ左手も軽やかだった。
実を言うと、なんとなく後ろめたさを感じ、退職以来、平日の温泉は控えていたのだが、味を占めてしまった。また行こう。
- 2020.09.17 Thursday
- 旅と温泉
- 06:45
- comments(4)
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- by やなぎ
ガンジイさんには峠の湯とか、湯舟の写真をおねだりしてしまいましたね。ありがとうございます。
若い頃に比べてずいぶん諦めはよくなりましたが、やっぱり入った温泉(お気に入りの温泉は特に)の写真は撮りたいものです。