またしても雨
♪雨に濡れながら たたずむ薔薇がいる♪
昨日の午後からまたしても雨。遅咲きの品種はこれから開花なのですが、我が家のバラはとりあえずピークを迎えたので、昨日午前中に撮影した庭の様子をご覧下さい。
マチルダ・・・フランス、メイアン作出。
前にもご紹介したイーハトーブの風。この春ベストの一花かも。
こちらも前に紹介したラベンダー・ピノキオ。一枝でこんなグラデーションが楽しめます。
ソフィーズ・パーペチュアル・・・作出者不明のオールドローズ。見た目どおりのい香りがします。想像してみて下さい。
フェリシテ・パルマンティエ・・・ベルギー、パルマンティエ作出のオールドローズ。直径5センチ程のバラですが、素晴らしい香りを放ちます。想像してみて下さい。
さて、本日ちょっと語りたいのはこの花。「ジュード・ズィ・オブスキュア」というイギリス、オースティン作出のバラです。
「ズィ」と書きましたが、「ジ」とか「ディ」とか表記することが多いようです。そう、"the"です。"obscure"の前だから「ザ」ではないんですね。それはどうでもよくて、問題は花名です。イギリスの小説家であり詩人のトーマス・ハーディの小説に因むのでしょうか。日本語訳は『日陰者ジュード』。残念ながら読んだことがないのですが、学問を志す石工のジュードが大学入学を拒否され、女に振り回されて不幸な一生を終えるというような内容のようです。そういう暗い話からすると、この花には不似合いに思うのですがいかがでしょう。
ちなみに花が大きくて重たい割に枝が細いので、下の写真のように首うなだれて咲きます。この姿を見ると『ひかげ者のジュード』かなあという気もしてきますが・・・。
思わず、"Hey, Jude, don't make it bad."(ジュード、くよくよすんなよ)と声を掛けてあげたくなりますね。
ビートルズのこの名曲の"Jude"も、誰のことかと話題になりますね。ジョン・レノンと前妻の間に生まれたジュリアンを励ますためにポール・マッカートニーが書いたという説もありますが、石工のジュードに捧げたなんて考えたら、T・ハーディーとビートルズとこのバラが繋がって、ちょっとわくわくします。
それにしても雨、早く止まないかなあ・・・
- 2020.05.19 Tuesday
- 庭だより
- 09:48
- comments(2)
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- by やなぎ
「君は薔薇より美しい」って旦那さんに言ってもらってますか?!
ってことで、寝ます。