2018年金沢忘年旅(7)〜主計町茶屋街〜

ひがし茶屋街でパンケーキとちょい呑みとショッピングを楽しんだ後、宿泊先のホテルに向かう途中で立ち寄ったのは主計町茶屋街。主計町は「かずえまち」と読む。加賀藩士の富田主計家重の屋敷があったことから名が付いたそうだ。「主計」は官名で、加藤主計頭清正のあの「主計」。子供の頃、時代劇で秀吉が「かずえのかみ、近う近う」と言っているのを聞いて、あの髭おやじが「和恵」?「一恵」?「一枝」?と無駄な疑念を抱いたものである。

主計町茶屋街は浅野川を挟んではす向かいにあるひがし茶屋街とは趣を異にする。良くも悪くも金沢を代表する観光スポットになっている賑やかなひがし茶屋街とは対照的に、この一角だけ時の流れがゆっくりしているようだ。川沿いにお茶屋、小料理屋、和風カフェが静かに佇んでいる。

路地を一本入ると時間は完全に止まっている。ベンガラ塗りの町屋がきれいだ。

主計町には坂道が二つあってそれぞれに名前がついている。ひとつは「暗がり坂」。日中も日が当たらない暗い坂なのでこの名がついたといい、暗闇坂とも呼ばれているそうだ。

坂を上ると久保市乙剣宮の裏手に出る。

境内にある金沢市指定保存樹の大けやきが坂を見下ろしている。

 

もうひとつは「あかり坂」。この坂の名は作家の五木寛之がつけたそうだ。坂の上り口に碑が建っていて由来が書いてあった。

「暗い夜のなかに明かりをともすような美しい作品を書いた鏡花を偲んで、あかり坂と名づけた。あかり坂はまた上がり坂の意(こころ)でもある。」

五木寛之氏の夫人は金沢出身で、氏も4年程住んでいた。鏡花はもちろん泉鏡花。鏡花は主計町の隣町、下新町の生まれだ。

 

さてあかり坂を上って主計町はそろそろあがりとしよう。


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