徳利の注ぎ方

先日、職場の同僚(女性)から「やなぎさん、徳利は注ぎ口の反対側で注ぐって知ってました?」と聞かれた。仕事中に呑兵衛な同僚だ。

注ぎ口を上にすると宝珠の形に見え、相手にそれを見せながら酒を注ぐのが正式なのだという。テレビでやっていたそうだ。



ほ〜(ju)、確かに宝珠の形だ。この年になるまで知らなかったとは一生の不覚。

調べてみると、宝珠説の他に、戦国時代に毒殺(注ぎ口に毒が塗られた)を防いだなごりという説や、縁が切れているので縁を切りたい相手にだけ注ぎ口を使うのだという説もあるらしい。

試しにやってみた。手酌酒というやつだ。自分に宝珠を見せても仕方ないし、カミさんの毒殺を警戒しているわけでもなく、こんな自分でもまだ愛想尽かししたくないからでもなく・・・ともかく実験くん。

なんと、面白いことに気付いた。私が愛用している徳利には持ちやすいように親指と中指が当たる位置に窪みがついているのだが、反対側で注ぐ方が手にしっくりくるし、安定感があるのだ。

う〜ん・・・感心を肴に酒が進む。

松代焼

昨晩はシシャモを肴に一杯やったが、燗酒を注いだぐい吞みは信州松代の松代焼だ。



独特な青緑は信州の山々を表現しているという。このぐい吞みは松井窯のもので、松井窯では釉薬を調合する際、地元松代温泉の湯を使用しているそうだ。釉薬の灰がむらなく混ざるのと同時に柔らかな色合いになるのだという。酒好き+温泉好きにはたまらない一品だ。

松代と言えば真田の城下町。そして真田と言えば六文銭(六連銭)だ。六文銭を見ると無性に勇ましい気持ちになって酒が進むのである。

燗酒が二日続いたが今夜は冷や。一升瓶2本を代わりばんごに、いざ進め。

錫のぐい吞み

今宵は久々に錫のぐい吞み。肌触りがひんやりするのでやはり冬場は出番が少なかった。

錫は酒をまろやかにすると言われるが、別の酒器と飲み比べてみるとそれが実感できる。だからと言っていつも錫で飲んでいると、どこがどうなのかわからなくなる。たまに使うのがコツかもしれない。



これは由布院玉の湯で購入した酒器。結構な値段だったがせっかく日本を代表する温泉宿に泊まったのだからと記念に買い求めた。

今年度は所属部署が変わり、グロッキー気味。一か月にも感じた一週間がやっと終わり、待ちに待った週末だ。錫でまろやかになった酒が進む進む・・・。

金箔のぐい吞み

正月になると登場するのがこのぐい吞み。昔、金沢の金箔工芸館で求めたものだ。さほど高価なものではなかったと記憶しているが、金箔のド派手さと木の温もりが柔らかく融合していて気に入っている。



金沢は北陸の大都市だが、歩いて観光できる街。あの年は八月を過ぎても梅雨が明けない夏だった。兼六園、武家屋敷、忍者寺、近江町市場、犀川の花火・・・かなり無茶をして歩き回り、大汗をかいて駅前のビジネスホテルに戻ったのを思い出す。

天狗焼

今宵ご紹介するのは「天狗焼」のぐい吞み。長野県小諸市、浅間山の山懐に湧く天狗温泉の沈殿物を練り込んで焼いたのだそうで、地元小諸市内の農業を営む方が半ば趣味で作っている。



天狗温泉の泉質は単純鉄()冷鉱泉。鉄の含有量は日本一で、空気に触れて酸化した赤褐色の湯は日本一赤い温泉ともいわれている。天狗焼はまさしく天狗温泉の色そのものだ。

天狗温泉を思い出しつつ、一杯、また一杯。 

草津温泉ガラス

今夜は草津温泉ガラスのぐい吞み。我々夫婦のホームグラウンド、草津にある「草津ガラス蔵」で作っているもので、草津温泉の湯の花が配合されているガラスだ。名湯、草津の湯がうまく表現されている逸品だ。



今年の夏、このぐい吞みはほぼ連投だった。こいつに冷酒を入れてくいっ・・・癒された。

でもそろそろ休んでもらう季節が訪れた。今宵はひと夏の労をねぎらって、くいっ。 

鼠志野

朝夕がだいぶ肌寒くなってきた。さすがにまだ燗酒とまではいかないけれどもぐい吞みは温かい雰囲気のものを使いたくなってきた。

ということで今宵は鼠志野。



だいぶ前に米沢の酒蔵の売店で求めたものだ。添え書きを紛失してしまい、作者は不明だが気に入っている。

「なんでも鑑定団」に出せるようなの代物では断じてないが、買う時にはそれなりに勇気が要った。でもこうして十数年も楽しめるのだからやはり勇気は振り絞るものである。 

会津塗

やなぎ妻が友人と食事会なのをいいことにだらだら飲んでいる。
酒は一ノ蔵(宮城県大崎市)。ふっくらとした美味い酒だ。

器は会津塗。退職された上司からお祝いのお返しに頂いたものだ。酒を注ぐと桜の花びらがさわやかに浮かび上がる。手にしっくりとくるし気に入っている。



寒いのでビールはパス。その分、余計飲んでしまう。

お代官様、悪いのはこの寒さでございます。 

1

calendar

S M T W T F S
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< August 2017 >>

selected entries

categories

archives

recent comment

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM