2月1日、義母の通夜の日の朝、我が家に戻った。義母の家に寝泊まりしている間はやなぎ妻のベリーサを置いていたが、親戚の送迎のために二回り大きいCX-30と入れ替えるためだった。
帰りがけに昼食とホッカイロを買いにいつものスーパーに立ち寄った。マイバッグに弁当を入れていると、「○○○○でお越しのお客様、至急お車にお戻り下さい」と店内放送。
えっ?!自分の車だ。何だろう。某盛山文科大臣でもあるまいし、ハザードランプを消したことくらいは覚えている。
急いで駐車場に戻ると・・・ゲッ!大変なことになっているではないか!
車止めから1mほど押し出された愛車CX-30、続いて左前がグシャリ潰れたホンダ・フィット、そしてオロオロしている65〜70才くらいの女性が視界に入った。
今、警察に電話したところです。
いったい、どうしたんですか?
ブレーキとアクセルを踏み間違えて・・・
・・・
相手の住所氏名を書き留め、相手方の保険会社と電話し(もちろん10:0で相手が悪い)、やって来た警察官に免許証と車検証を提示してとりあえずの事故手続きは終了。
3月の初車検を前に、かすり傷ひとつなかった愛車に突然訪れた悲劇のショックと、それ以上に母の通夜当日という特別すぎる日のハプニングで、どうしてそういうことになったのか尋ねる余裕もなくその場を去ったけれど、どう考えても不可思議な事故だ。
そこでようやく気持ちが落ち着いた昨日、買い物がてら現場検証をしてみた。
上の画面の右(画像の全車は無関係です)が愛車CX-30を止めていた所。オバさんのフィットはピンクの矢印の方向でぶつかっていた。平日の朝10時なので駐車場は空いていて、左右の車もなかった。
フィットは車止めを乗り越えてCX-30のおしりにぶつかり、1mも押し出したのだ。
どうしてこんなことになったのか。客観的に考えてみると大方の想像がついてきた。
過失その1:彼女は駐車場内の一方通行を無視して駐車場の入口を右折した。
過失その2:彼女は前進駐車しようとした。
過失その3:彼女は車が斜めってしまったので再進入しようとしてブレーキを踏もうとした。
過失その4:彼女はブレーキではなくアクセルを踏んでしまった。
過失その5:彼女は車の思わぬ動きに気が動転してさらにアクセルを踏み込んだ。フィットは猪突猛進した。
とまあ、こんなところだろうか。車止めを乗り越えて追突したのだから、ものすごい勢いでアクセルを踏み続けたのだろう。もし、私が乗車していたら重度のむち打ち症になったにちがいない。
たまに前進駐車している車を見かけるが、バックの方が簡単だし出る時に安全だ。もしバックで車庫入れする技能がないのなら、厳しい言い方だが免許証を返納した方がいい。急いでいたのでオバさんには「仕方ないです」と言い残してその場を去ったが、人身事故にならなかったのが不幸中の幸い、もう運転はしない方がいいだろう。
代車のMAZDA3。プラットフォームがCX-30と同じ兄弟車でアグレッシブなフェイスがかっこいいが車高が低いので腰に来る。この時期、板金工場がとんでもなく混んでいて、戻ってくるのは3月半ばになってしまうそうだ。
今年の3月に初めての車検を迎えるCX-30。ここまでかすり傷ひとつなかったので本当に残念だ。なにも通夜の日に・・昼食とホッカイロならコンビニに行けばよかった・・と後悔するが後の祭り。自分はこんな事故を起さないようにと義母から注意してもらったと思って、愛車の帰りを待とう。