熱海伊豆山温泉小旅(6)〜MOA美術館〜

11時にハーベストクラブ熱海伊豆山をチェックアウトして向かったのはMOA美術館。

 

標識に導かれるまま進む道は急坂の上に道幅も狭くてびっくり。

小田原の市街地を過ぎると海岸線は断崖が続く荒々しい姿に一変する。東海道が箱根に迂回したのも、東海道本線が開通当初は御殿場回りだったのもうなずける。100万年前、南方にあった「島」の伊豆がフィリピン海プレートに乗って本州に衝突したのはちょうどこのあたりだ。

 

標高260メートル、アクセスはよくないがMOA美術館は代わりに見晴らしを得た。

もちろんコレクションも素晴らしい。国宝3点、重要文化財66点を含む約3500点を所蔵している。MOAのMOは創立者の岡田茂吉のイニシャル。Aはassociationの頭文字だそうだ。

 

入ってすぐに度肝を抜かれるのが黄金の茶室。

秀吉の「黄金の茶室」を復元したものだ。

 

国宝 野々村仁清作「色絵藤花文茶壺」

国宝 尾形光琳作「紅白梅図屏風」

毎年、梅の季節の2月にのみ公開される。

この美術館は一部を除いて撮影可(フラッシュ不可)だ。

 

「花の茶屋」で昼食。

この庭は「紅白梅図屏風」を意識しているのだろう。

「一白庵」で和菓子と抹茶。

 

依田満・百合子作の万華鏡の天井

ヘンリー・ムーア作「王と王妃」

エミール・アントワーヌ・ブールデル作「アポロンと瞑想」「走りよる詩神たち」

 

ということで、今回の小旅は終了。いい所に泊まり、美味しいものを食べ、素晴らしい芸術作品を観て、「極みの土日」だった。


熱海伊豆山温泉小旅(5)〜東急ハーベストクラブ〜

朝食はチェックイン時にバイキングか和食御膳を選べる。小食のくせにいつも取り過ぎて後悔する我々夫婦は和食御膳を選択。和食御膳も数種類から選べる。

斜め前方には朝ビールを楽しんでいるご夫婦。連泊だろうか・・・うらやましい限りだ。

 

食後は食事処の前庭をぶらり。

そのあと部屋に戻ってチェックインぎりぎりまでまた寝てしまいましたとさ。

 

う〜ん、ぐーたら旅の極み!


熱海伊豆山温泉小旅(4)〜東急ハーベストクラブ熱海伊豆山◆

ハーベストクラブは部屋使用のみ(つまり素泊まり)ならば4千円。2連泊3連泊するならコンビニ弁当で安く済ませる手もあるが、たまの温泉旅行でそれでは悲しすぎる。外食では運転があるので酒が飲めない。

 

ということで、せっかく大人気の熱海伊豆山を予約できたのだから、大奮発して「極会席」+朝食の宿泊プランにした。1人2万円程だが、休前日の熱海伊豆山でこんないい部屋+豪華な食事だったら倍はかかりそう。

 

「春浅し月」と題した会席料理の始まり始まり。

熱海ビールで乾杯。

 

旬肴

吾運福和え:梅大根 梅人参 蓮根 白蒟蒻 金針菜 松葉蕎麦 ぶぶあられ
北海道産鮟肝の旨煮 汲み上げ湯葉 菜の花 木の芽
煮鮑 生雲丹

 

椀盛

春霞仕立て:焼き鰤 かぶら餅 軸菜 水辛子

 

向附

本鮪 金目鯛 かます 鯛 背子蟹 あしらい一式

 

陽皿

甘鯛黄味柚庵焼き 譲葉添えて 筍味噌漬け 九条葱オイル 煎り玉

 

暖物

冬野菜煮合わせ 蟹餡掛け 淀大根 大浦牛蒡 海老芋 白菜 針柚子

 

引肴

和牛サーロイン炭火焼き 根三つ葉山葵浸し 蕗味噌卸し

 

食事

土鍋炊き帆立御飯 香の物 赤出汁

 

食後

雪中あまおう 抹茶くりーむ

 

ご当地静岡をはじめ、各地の地酒も揃っていて合わせて4合飲んでしまった。


部屋に戻ると大好きな「テルマエロマエ供廚鬚笋辰討い拭

このラストシーンは何度見ても泣ける。

 

あ〜、極みだ。


熱海伊豆山温泉小旅(3)〜東急ハーベストクラブ熱海伊豆山 

さて、チェックイン。東急ハーベストクラブ熱海伊豆山だ。もちろん、我々は会員ではなく、知人から利用券を頂戴しての宿泊だ。

那須のように一般客も利用できる「ホテルハーベスト」を併設している所もあるが、ここ熱海伊豆山は会員もしくは会員の紹介のみ利用可能だ。

本当にいつもありがたい。

 

海らしく、青をアクセントにしたおしゃれな部屋。

 

部屋からは相模湾がこのとおり。目の前に初島も浮かんでいる。

基本的には海よりも山が好きなのだが、海というのはなんだか大らかな気持ちになる。うん、海もいい。まさに贅沢の極みである。

 

もちろん、チェックインしてすぐに風呂に行った。早チェックインは三文の得、なんと風呂には誰もいなかった。「スマホ・カメラ禁止」と張り紙があったが、ごめんなさい、誰もいないのでうっかり手が滑って撮ってしまった。あまりにも素晴らしい露天風呂なのだ。

これぞ贅沢の極み!

 

「極み」といえば、夕食は奮発してハーベスト30周年記念プランの「極」を注文してある。楽しみだ。


熱海伊豆山温泉小旅(2)〜走り湯〜

渋滞のおかげで「ああ、ここが石橋山古戦場付近か」などと海岸すれすれを走る国道135号線をそれなりに楽しみながら、チェックイン開始40分前にホテルに到着。さすがに早過ぎるので走り湯源泉を見学することにした。

 

走り湯源泉に行くには国道を海に向かって折れるのだが、まるで鵯越の逆落としのような急坂で、おまけに道幅も狭いために助手席のやなぎ妻がしきりに怖がった。国道を左折して細道に入ってすぐ、見えるのは車のボンネットだけで、道が視界から消えた瞬間は私も怖かった。

 

ちょっとしたスリルを味わって、走り湯の入口に到着。駐車場はなく、路駐するしかない。

電柱右側の道路は熱海ビーチライン。伊豆方面からの帰り道によく利用する有料道路で、「走り湯」の標識もよく見えるのだが、ビーチラインから走り湯には行けず、やはり逆落としコースしかないのだ。

 

ちなみに、下の写真は宿泊先の東急ハーベストクラブ熱海伊豆山から見た景色で、赤い橋の架かっている道路が熱海ビーチライン。右側の建物「中田屋」の裏手が走り湯だ。

うぅ? 上の写真を改めて見て気づいたが、熱海ビーチラインから入れますねえ・・・

入ってすぐがニューさがみやでその隣が中田屋。ホテルの駐車場のような雰囲気だが、地図で調べたところ例の「鵯越」の急坂につながっている。皆さんには是非こちらからのアクセスをお薦めします。

 

入口で走り湯の発見者、役行者小角(えんのぎょうしゃおづぬ)の像が出迎えてくれた。

奈良時代、伊豆に流刑となった役行者はここに草葺きの小屋を作り、湯滝に打たれ、日金山に登り、修行したという。

像の横には大海原を眺めながら入れる足湯がある。

 

そしてここが走り湯源泉。

伊豆山走り湯温泉組合・熱海市教育委員会による説明書きをそのまま紹介させていただく。

 この温泉は、奈良時代の養老年間に発見された、全国唯一の横穴式源泉である。往時は一日約7千石(一分間に約900リットル)の温泉が湯滝となり、奔流となって海岸に流れたといわれている。

 古くから霊湯とされ、火山や温泉湧出に対する自然信仰から生まれた伊豆山神社と深いかかわりをもち、「走り湯権現」とよばれていた。いずれも日金山を背景に山伏の修験の地として発展した。

 源頼朝は、治承四年(1180)八月の旗揚げ前から、伊豆山権現を信奉していた。平家滅亡後まもなく「二所詣(にしょもうで)」と言って、伊豆山権現、箱根権現を参詣した。のち三島明神も加えられて、政子や実朝もこれを行った。
 明治の初め、皇室の御料温泉となり、伊豆山温泉発祥の源泉として、観光開発に貢献した。しかし、昭和三十九年源泉の多掘の影響をうけて枯渇したが、昭和45年の増掘によって復活した。

 

現在は毎分170リットル、70℃の湯が湧いていて、奥行き5〜6mほどの洞窟はミストサウナのよう。

めがねをつけていては何も見えず、湧出口を撮影したがこんな状態。

一度は訪れたかったので、満足満足。

 

走り湯の真上に走り湯神社がある。

小さな社だが彫り物が見事だ。

椿と河津桜がきれいだった。


熱海伊豆山温泉小旅(1)〜渋滞中〜

遅ればせながら2月16日・17日、一泊二日熱海伊豆山温泉の旅自慢です。

 

土日の熱海・伊豆方面、渋滞を避けてゆっくり出発・・・

 

首都高〜東名高速はほとんど渋滞もなく、この調子ならチェックイン前に熱海梅園で花見も出来るかもと思ったら・・・

 

小田原・厚木道路、小田原西IC西湘バイパス合流地点で渋滞開始。

結局は予定どおり直チェックインか。


2019年初湯旅(5)〜雷電焼き〜

三連休の最終日、関越道の大渋滞が怖いので昼前に草津を出発し、旅の締めくくりはお気に入りの道の駅・雷電くるみの里だ。

 

くるみ、生椎茸、蕎麦、アトリエ・ド・フロマージュのピザ、オラホビールを買って一旦車に詰め込み、

くるみだれの手打ち蕎麦を食べ、デザートは「雷電焼き」。

雷電像の脇にある「ライ(雷)ちゃんカフェ」の新名物だ。

黒豆あんとクリームの2種類あって、値段は雷電の身長にちなんで190円。

まさしく雷電のような巨体である。

 

そばを食べたばかりだし、黒豆あんを二人で半分こすることにした。

端から端まで程よい甘さの黒豆あんがたっぷり。外はさっくり、中はもっちり。くるみも入っていて食感抜群。これは美味い! 次回はクリームも食べてみよう。

 

いい初湯旅だった。(完)


2019年初湯旅(4)〜浅間山〜

標高2,568メートル、浅間山である。

おそらくは全国の県民歌の中で一番歌われているであろう長野県民歌『信濃の国』の二番にも「四方(よも)に聳ゆる山々は 御嶽乗鞍駒ヶ岳 浅間はことに活火山 いずれも国の鎮めなり」とあるように、長野県民が誇りとする名山だ。北陸新幹線には長野駅を終点とするあさま号が走っている。

 

父が信州出身で準長野県民の私としては、浅間は長野県の山なのだが、群馬県民としてはどうなのだろうか。群馬県の山というと上毛三山の赤城山、榛名山、妙義山、それから草津・日光の両白根山に武尊山、谷川岳あたりを先ず思い浮かべるのだが、浅間山は長野・群馬両県にまたがる山。天明大噴火では鎌原村(現嬬恋村鎌原)を飲み込んで500人近い犠牲者を出した。


今なお噴煙たなびく浅間山。長野県側、佐久平からの雄大な姿も素晴らしいが、群馬県側、草津から嬬恋村三原に向かう県道59号線の展望台からの、「そそり立つ」という言葉がぴったりの壮大な眺めも見事。右手を差し出してせり上がる雲竜型の横綱土俵入りのようだ。

 

コンパクトカメラで写真を撮っていたら、立派な一眼レフを持った一人旅の紳士が「よかったらお撮りしましょうか」とパチリ。

夏はキャベツ畑が広がるこのあたり、例年なら一面銀世界だが、この冬は雪が少ない。

 

つづく。


2019年初湯旅(3)〜山本館で立ち寄り湯〜

 

草津の人気西洋料理「どんぐり」で昼食をとり、湯畑周辺をぶらりとした後、山本館で立ち寄り湯をすることにした。

山本館の創業は江戸時代の文化年間というから200年の歴史を持つ老舗旅館だ。

大正時代に建て替えられた今の建物は国の登録有形文化財になっていて、草津の温泉情緒に大きく貢献している。

館内は廊下から柱に至るまでぴかぴかに磨かれ、素晴らしい。

 

浴場がまた素晴らしいのだ。

何度訪れてもうっとりする、総檜造りの美しい浴場だ。

 

かけ流されている湯は、名湯草津の湯の中でも特に名湯との誉れ高い白旗源泉。

心落ち着く硫黄香、日本屈指の酸性泉でありながら角のないまろやかな湯・・・。

 

うまい具合に、先客の若者二人が上がって極上の浴場を独り占め。

何という贅沢・・・至福のひとときだった。

 

つづく。


2019年初湯旅(2)〜西洋料理 どんぐり〜

三連休の中日、昼食は草津の人気洋食店「どんぐり」でとることにした。どんぐりは20数年来、今の場所に移転(といっても10数メートル移動しただけだが)する前から贔屓にしてきた店だが、昨今の人気ぶりはすごい。土曜祝祭日の夜は予め予約しておかないとまず入れない。昼は予約制を取っておらず、過去の経験では開店時間の11時30分の10分くらい前に行けば5〜6人並んでいる程度なのでセーフだ。

 

ところが今回は11時20分に到着したところ、すでに14〜15人の行列ができていた。店のキャパから言って一巡目では入れない。外気は1〜2℃だが無風で真冬の太陽がぽかぽかと照っていたのがせめてもの救いだった。

 

待っているおよそ45分の間、おじさんの心は揺れ動いた。いつもの「どんぐり風ハンバーグ」にするか、この日なぜか無性に気になるカツカレーにするか・・・自問自答を繰り返した。

 

テーブルに着いたとき、心の天秤が傾いたのはカツカレー。

どんぐりのカツカレーは初めてだが、期待を裏切らない味だった。

 

一方、やなぎ妻は決してブレなかった。

いつもの特大の「海老フライ」を美味しそうに食べていた。

 

初めての来店だったのだろう、「うわ〜、美味しい!」とどんぐり風ハンバーグをほお張っているお隣さんを横目で見て、情けなくも若干の後悔を覚えた。

 

でも、豆腐サラダも美味しかったし、真っ昼間からビールもぐびっといけたし、満足、満足。

 

つづく。



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